iPhoneでクリップボードの履歴を見る方法
iPhoneには標準のクリップボード履歴がありません。ショートカットを使う方法、メモに貼っていく方法、コピーしたものを残せるクリップボードキーボードの3つで履歴を作る方法を説明します。
宅配便の伝票番号をコピーして、次にリンクをコピーすると、伝票番号は消えてしまいます。iPhoneのクリップボードはちょうど1項目しか持てない仕組みだからです。iOSにはクリップボードの履歴も、以前コピーしたものを呼び戻す隠しメニューもありません。
ただし、履歴は自分で作れます。無料で手作業のものから、ほぼ自動のものまで、3つの方法を紹介します。
iPhoneが1つしか覚えていない理由
クリップボード(Appleの開発者向けの呼び方ではペーストボード)は、入れ物が1つしかありません。コピーすると、iOSはそこに入っていたものを置き換えます。さらに、アプリはバックグラウンドでクリップボードを読むことを許されていません。パスワードやメッセージをアプリにこっそり集められないよう、あなたを守るためのルールです。ですから、iPhoneのクリップボード履歴はどれも、あなたがきっかけを作ったタイミングで項目を保存する形になります。
方法1:ショートカットでメモに保存する(無料)
ショートカットアプリを使うと、コピーした内容をメモに追記していき、簡単な記録を作れます。
- ショートカットアプリを開き、+をタップして新しいショートカットを作ります。
- クリップボードの内容を取得するアクションを追加します。
- 「メモに追加」アクションを追加し、「クリップボード」のような名前のメモを選びます。
- ショートカットに「クリップボードを保存」などの名前を付けます。
コピーするたびに、共有シート、ホーム画面のアイコン、または背面タップ(「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「背面タップ」)から実行します。ちゃんと動きますが、すべての項目が1つの長いメモに入っていくので、項目ごとの検索もすばやいペーストもできず、実行を忘れないようにする必要があります。
方法2:その都度メモに貼る(無料)
メモを1つ開いておき、あとで使いそうなものをコピーするたびに貼っていきます。準備がいらない方法で、イベントの参加者の住所を集めるような一度きりの作業なら十分です。毎日となると、そのたびに今のアプリを離れることになるので、面倒になります。
方法3:クリップボードキーボード(自動でいちばん速い)
専用キーボードのあるクリップボード管理アプリなら、履歴が本当に必要な場所、つまり今入力しているテキストフィールドに、どのアプリでも出てきます。Copyoはこの仕組みで動きます。
- コピーしたものを保存します。 Copyoを開いたとき、キーボードが表示されたとき、共有メニューから、またはコントロールセンターのコントロールやアクションボタンをワンタップするだけで保存します。
- キーボードからペーストします。 地球儀キーでCopyoキーボードに切り替えて項目をタップすると、メッセージでもメールでもLINEでも、カーソルの位置に入ります。
- 検索で何でも見つかります。 すべての単語を対象に、語順もアクセント記号も気にせず探せます。
- パスワードは入りません。 パスワード管理アプリの項目と確認コードは保存されず、何もデバイスの外に出ません。
Copyoは7日間の無料体験のあと、1,500円の買い切りで、サブスクリプションはありません。キーボードの入れ方とフルアクセスの意味はiPhoneのクリップボードキーボードで説明しています。保存のたびに確認が出る場合は、「ペーストを許可」を止める方法で止められます。
どの方法を使うか
| 用途 | 向いている方法 |
|---|---|
| たまに一覧を作るだけ、インストールしたくない | メモに貼る |
| 無料で、半自動の記録がほしい | ショートカット+背面タップ |
| どのアプリでも前の項目を毎日貼りたい | Copyoのようなクリップボードキーボード |
週に数回コピーする程度なら、無料の方法で足ります。コードやリンク、住所を何度もなくしているなら、クリップボードキーボードは、前にコピーしたものを探し回らずに済んだ最初の一回で元が取れます。アプリ同士を比べたい場合は、iPhoneのクリップボード管理アプリ比較を参考にしてください。
よくある質問
iPhoneにクリップボードの履歴はありますか?
ありません。iOSが残すのは最後にコピーしたものだけです。新しくコピーすると置き換わり、以前の項目を一覧で見られる画面も設定にはありません。
iPhoneで最後にコピーしたものを確認するには?
新しいメモやメッセージの入力欄など、どこかのテキストフィールドを長押しして「ペースト」を選びます。表示されたものが、今クリップボードに入っている内容です。
アプリがバックグラウンドでクリップボードを読むことはありますか?
ありません。iOSはアプリにバックグラウンドでのクリップボード読み取りを許しておらず、アプリがペーストするときにはバナーを出したり許可を求めたりします。そのため、クリップボードアプリはアプリやキーボードを開いたときなど、あなたが選んだタイミングで保存します。